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体育の授業研究

「ドル平」泳法 
 「泳げない子を何とか泳げるようにしてやりたい。」と、学校現場の教師たちの実践から生まれた泳法、
それが「ドル平」です。
 若い頃、私もその泳法を知り、指導に取り入れるようになりました。
そして、担任する学級の子どもたちはみんな泳げるようになりました。
学校全体で取り組んだ布引小では6年になると全員1000m泳げるようになりました。

平成29年度新学習指導要領の体育解説編、34年の水泳指導の項には

 ア浮いて進む運動では,け伸びや初歩的な泳ぎをすること。
  ※初歩的な泳ぎとは,呼吸しながらのばた足泳ぎやかえる足泳ぎなど,近代泳法の前段階となる泳ぎのことである。
   このような泳ぎでは,浮いて呼吸をしながら手や足を使って進むことが大切であり,近代泳法の手や足の動かし方
   などの泳形にこだわる必要がない泳ぎである。


  と書かれています。また、運動が苦手な児童への配慮の例として、
  初歩的な泳ぎにおいて,手や足の動きと呼吸のタイミングを合わすことが苦手な児童には,
  陸上で動きのイメージができる言葉「伸びて,イーチ・ニィー・サーン(手で水をかいたり,足を動かしたりして)
  ,ブハ!(息をまとめて吐く),伸びて」とともにタイミングを確認する場を設定したり,友達にゆっくりと引っ張って
  もらいながら息継ぎのタイミングを声掛けしてもらったりするなどの配慮をする。

 と書かれています。これはまさしくドル平の指導を指しているのであり、文科省としてドル平指導を公認・推奨している
ということです。
 どの子にも泳げる喜び、そして自己肯定感を与えてくれる「ドル平」の指導が全国の小学校で行われることを
願ってやみません。
 ドル平泳法
 「ドル平」ってどんな泳ぎ方?という人は見て下さい。
とても簡単で、楽に泳げて、美しい泳ぎです。
 

5時間の指導で25m


    
全く 泳げなかった4年のF君とドル平を練習した過程を記録したものです。

布小の水泳指導も最後に入れておきました。



ドル平指導の手引き
~3年までにどの子も25m泳げるようになるためには~

 
「ドル平の指導の手引きがほしい。」と言われ、作ったものです。

水慣れの段階からドル平、平泳ぎ・クロールまでの指導過程をまとめています。
水泳学習ノート 
~めざせドル平名人~
Y小34年の水泳指導を行う際、子どもたちにドル平の練習過程を分かりやすく示し、学習記録として残せるように作成したものです。   
Y小34年水泳指導の記録  2018年6~7月、Y小の3・4年に10時間指導したときの、指導記録  
 ドル平指導のポイント  「一通り指導したけれど、泳げない」という場合、もう一度、ポイントとなる部分をおさらいする。特に息継ぎ練習が決め手になるだろう。、  

その他の指導記録 
   組体操 「西小メモリアル30」 

         1996年
八日市西小創立30周年記念の年の運動会で行った組体操  
 必ず跳べる「開脚跳び」の指導  
跳び箱運動で、最も基礎となる跳び方が「開脚跳び」
 でも、クラスの中に何人かは「怖くて跳べない」という子がいます。
 そういう子も必ず跳べるようになる指導法があります。
 私はこのやり方で担任する学級の子どもたちは全員跳べるようになりました。 
 
 どの子もできるさかあがりの指導  
担任した3年生の子どもたちを全員全員逆上がりができるようにしようと取り組み、達成しました。その指導の中で見つけた指導の工夫の記録。
 
 短なわとび  冬場の運動になわとびはもってこい。こつこつ取り組むのは女の子の方が得意なようでした。「サイドクロス跳び」なんかはとってもかっこいいので喜んで練習してくれました。豊小6年の子どもたちの縄跳び記録です。  
 縄跳び板の作り方  コンパネを使って縄跳び板を作ってやったら、子どもたちが夢中で練習するようになりました。三回旋跳びも楽々できるようになります。