おしゃれで かっこいい 不思議な生き物    3年生の子どもたちと、教科書の教材 「不思議な魚」をやってみました。
 気楽に取り組んでみたのですが、これが子どもたちにぴったり合って、ほんとに全員が夢中になって取り組んでくれました。その取り組みのあらましを紹介します。
   ①ローラーを使って色面作り

赤・青・黄・緑・白のポスターカラーをインク代わりにして、ローラーで白ボール紙に自由に塗りつけ、色面作りをしました。
 どんなにやってもけっこうきれいな混色になり、子どもたちはとてもたのしそうにやっていました。通りかかった上級生も、「私らもこんなのやってみたかったな」というほどでした。
ローラーは、一方に転がして往復させないこと、一番上に白を重ねるときれいになることが、子どもの仕事を見ていて分かりました。
    ②魚を切り抜き、着色

 画用紙を好きな形に切り抜き、魚を作る。そして、もようや色を工夫して着色していきます。
「魚でなくて、陸上の生き物でもいい?」
という子どももいて、それもokということにしました。
チョウや怪獣を作った子もありました。
   ③いろんな材料で飾りを工夫する

 一通り着色したら、台紙に貼り付け、さらに毛糸・スパンコール、アルミホイル、色紙など、いろんな材料を使って飾ったり、まわりの背景作りをしました。
作品例

作品のできばえはともかく、どの子もが夢中になり、「もっと工夫するところあるで、図工したい」と意欲的に取り組んでくれたことがよかったなあと思っています。

 何が良かったのか自分なりにまとめてみると、次のようなことが言えるかなと思います

①活動が三段階に変化し、それぞれ別の楽しみ方ができた。

 色面作り、着色、加工、と変化し、子どもたちの追求力がリフレッシュしながら進められたように思います。

②三年生の技術で十分対応できた

 どの活動も高度な技術は必要なく、どの子も安心して取り組めるものであったことも良かったです。

③自分で話を作り、自分で工夫することを見つけて行けた

「次は、どうしたらいいの?」と尋ねに来る子は一人もいませんでした。みんな、自分でやることを見つけ、材料も家からさがして持ってきました。これが、図工科としての本来の姿なのでしょうね